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戸隠連峰は凝灰質集塊岩からなり、東面は鋭い懸崖絶壁となって切れ落ちてい
る。一般に、戸隠連峰の中央部、八方睨から一不動鞍部までを表山と呼び(五地蔵
山までと記してあるものもある)、八方睨から南西に延びる一帯を西岳と呼んでい
る。五地蔵山の北西には秀麗な高妻山があり、この一帯は裏山と呼んでいる。一般
の登山対象となるのは表山で、このハイライトは何と言っても八方睨へ至る岩稜歩き
である。蟻ノ戸渡り、剣の刃渡りは左右が切れ落ちたナイフエッジでスリリングな通
過となり、これに比べると高妻山や乙妻山は訪れる者も少ないが、近年は百名山ブ
ームも手伝ってか、よく登られている。このピラミダルな高峰は容姿からも登高意欲
が湧く。西岳は頂稜が困難な岩場で距離も長く、一般向な登山路とはいえない。
昭和53年「やまびこ国体」(長野国体)で、山岳競技コースとして五地蔵から高妻
を越え、乙妻山から西にある合ノ峰を経て奥裾花キャンプ場に下るコースを切り開き
整備をした。今は乙妻から先のコースは踏み跡程度に荒廃してルートファイティング
が必要となっている。
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